子供が指を舐めたり、爪を噛む癖は実はアレルギー対策に良かった!?
2017/04/06
『子供の癖って実は親が強制的に直さない方がいいのかも・・・』
幼稚園から小学生くらいまでの子供ってあんまり何も考えずに、
指を舐めたり、爪を噛んだりしちゃいますよね。
外で周りの人に与える印象も良くないですので、
恐らくだいたいの親が注意して、癖を直すように促すと思うんですが、
実は意外にもその2つの癖には、子供の健康に関係しているんだとか。
ニュージーランドのオタゴ大学とカナダのマックマスター大学と、
セント・ジョゼフズ・ヘルスケアが、子供が指を舐めるのと、
爪を噛む癖が、アレルギーの発症に関係がある事を発見しました。
子供のときに、指や爪などにある様々な菌に触れておく事で、
アレルギーになるリスクを下げるそうです。
この2つの癖は、子供が最もよくする行動で、
細菌に触れる良い環境とも言えます。
その研究者達は、ニュージーランドのダニーデンで生まれた、
1037人から集めたデータを調査し、その親とも面談し子供の時の癖を聞きました。
その調査から、5歳〜11歳でよく指を舐めて爪を噛んでいた人は、
花粉症やほこり、猫アレルギーになる率が、他のそういった癖が無かった人に比べて、
33%も低かったのです。
この調査は、調査人数がまだ少なく、しかも同じ町で行われた物なので、
本来環境に左右されたり、アレルギーの蔓延の仕方も、
その土地で違うのでまだ確証を持っているとは言えませんが、
かなりこの調査の信憑性は高いそうです。
大人になっても治らないのはまずい
子供が指を舐めたり、爪を噛むのは普通の行為です。
ですがこういった癖は、大人になるにつれて無くなって行きます。
しかし指を舐めたり、爪を噛む癖が大人になるまで続いていると、
重大な健康問題につながったり、社会で恥ずかしい思いをする事になるので、
気をつけたいところです。
癖じゃない場合も
こういったこれらの行為が子供に見られる時に、
あまりにも頻度が多い場合は少し気にかけた方がいいかもしれません。
実は癖じゃなく何らかのストレスを抱え、その不安が無意識に、
爪を噛んだり、指を舐めたりすく行為に走らせている場合もあります。
これは人類が遠い昔に、霊長類だった頃のなごりが、
まだ残っていて本能的な物なのです。
今子供が抱えているストレスや不安を、しっかり聞いてあげるのが、
爪を噛んだり指を舐めたりする行為を、無くせる方法かもしれません。
まとめ
指を舐めたり爪を噛んだりするのは意外にも、
子供にとって健康に成長して行く上で大事な事なのかもしれません。
こういった行為は人間の本能的な物もあり普通です。
ですがあまりにもひどい場合は何か問題を抱えたり、
健康的に良くない症状がでてくる場合がありますので、
注意していくといいと思います。